雑記

macOS 11 (Big Sur)

約20年ぶりにMacOSがメジャーアップデートされました。Macはサブマシンとして使っているだけなので,多少動かないものがあっても影響が小さいため,早速インストールしてみました。12GBもあるので,ダウンロードにはそれなりに時間がかかります。

インストールしてみると,セキュリティソフトが動かなくなりました。こちらはアンインストールして,新しいものを新規にインストールしてなんとか回避しました。

セキュリティソフトベンダーの多くは,まだ製品がmacOS Big Surに対応していないので,macOS Big Surのインストールを待つよう呼びかけていますね。

雑記

ビジネスチャットは「麻薬」

ビジネスチャットは「麻薬」である。実際には何らの価値も生み出していないのに,次から次へとやってくるメッセージに反応していることで仕事をしている気分にさせてしまう。ビジネスチャットでやり取りすることに酔っている。それは仕事の本質ではない。

仕事は,何かの価値を生み出して初めて意味がある。ITエンジニアは特にそうだ。ビジネスチャットへの応答で価値を生み出すのは,コールセンターのオペレータのようなチャットオペレータくらいだろう。

私はインターネット黎明期からある電子メールを好む。比較的長文を送っても抵抗が小さい。即時に応答を求められることも少ない。後から探し出すことも容易である。メールソフトにはフォルダに分けてユーザの好みで分類できる。

雑記, 新型コロナウイルス関連

Webへのスマホ以外でのアクセスが排除される

Webページへスマートフォン以外からのアクセスが排除される例が増えてきている。中には通信キャリアによる認証や課金といったサービスを利用する都合上,そうすることに合理性があるケースもある。しかし,広く一般に見せたいWebページでさえも,スマホ以外からの「動線」がないサイトが増えているのだ。

 下の画像は私の住んでいる東京都板橋区の新型コロナウイルス対策に関するクラウドファンディングのリーフレットである。QRコードは印刷されているのだが,人間が読める形ではURLが書かれていない。スマートフォンにはカメラも搭載されているし,QRコードを読み取るアプリも多く配布されている。しかし,PCを使っているユーザはわざわざQRコードなど読み取らないだろう。ブラウザを起動して,キーワードで検索する方が一般的だし,フィッシングサイトを避けたい場合は,URLをタイプする。短縮URLなら打ち込んでも苦にならないだろう。QRコードのみでの記述は,事実上「スマホ専用」になってしまい,それ以外のユーザを排除してしまう。

新型コロナウイルス対策に関するクラウドファンディングのリーフレット
雑記

API Hell

最近、”API Hell”(API地獄)と言えるような状況が散見されるようになってきた。かつて、Dll Hellと呼ばれたものと似たような現象が、Web-APIで起っているのである。

 dllは、プログラムの部品をdllとして動的にリンクすることで、部品の共通化、再利用や、アプリケーションの更新を容易にするなどを実現した。しかし、次第にアプリケーションを動かすためのdllの管理が煩雑になり、バージョンが合わない等で動作しなくなるといった問題が起こるようになった。これがDll Hellである。

 近年Web-APIによって、多くのシステムを連携させることが増えてきた。これにより、他のシステムと連携させて、より便利なシステムを構築できるようになった。インタフェースさえきちんと定義できれば、企業間のシステム連携も容易にできる。しかし、APIの裏側での動作が完全にブラックボックスになってしまい、エラーが起きた際の調査が困難であったり、APIが廃止されてしまった結果、そのAPIを利用していたシステムが停止してしまったりといった問題が発生している。Dll Hellの教訓から、バージョンアップにはある程度配慮して設計がなされるが、Web-APIならではの問題も多い。

雑記

レノボのサポート

メインPCとして,レノボ製デスクトップPCを使っているのですが,一緒に買ったマウスのホイールの反応が悪くなってしまいました。おそらく埃がはいってしまったのか,部品が摩耗したのかどちらかでしょう。新しいマウスを買えばよいと思いつつ,本体は延長サポートに入っていたので,サポートデスクに電話を入れてみました。なんと,新しいものと交換してくれると言うのです。さすが,レノボですね。新しいものに変えたら,スムーズに反応するようになりました。

雑記

リツイートによる著作権侵害を認めた最高裁判決に思う

 Twitter社に対して,写真家がリツイートした者の発信者情報の開示を請求した裁判(事件番号:最高裁判所平成30年(受)第1412号)で,最高裁判所第三小法廷は,Twitter社の上告を棄却し,発信者情報開示を認める判決を出した。写真家が記していた著作権表示がTwitterのシステムの仕様によりリツイートされた際にトリミングされて表示を見ることができなくなってしまったことが,著作者人格権(著作者名表示権)を侵害したと判断したのである。

 私は最高裁判所のこの判断は妥当と考える。たとえシステム上の仕様であったとしても,利用上の責任はユーザが負うべきものである。インターネットという誰でも閲覧できる環境へ,他人の著作物を掲載することには大きな責任が伴うことを自覚する必要がある。判決文でも「リツイートを行うに際して,当該画像の出所や著作者名の表示,著作者の同意等に関する確認を経る負担や,権利侵害のリスクに対する心理的負担が一定程度生ずることは否定できないところ」と述べている。その程度のことはしっかり考えて投稿しなさい,ということであろう。

 林道晴裁判官が反対意見を述べているが,リツイートにあたって著作権侵害を考慮しなくてもよいという主張ではない。著作権を侵害したのはリツイートした者ではなく,最初のツイートを行った者であり,システムの仕様を決めたのはTwitter社だから,リツイート者は著作権侵害をしていないという主張である。これももっともな意見と思うが,結果的に著作権侵害を行ってしまっている以上,発信者情報の開示程度の責任を課されることはやむをえないと考える。

 判決はTwitterに対して,「著作者人格権の保護やツイッター利用者の負担回避という観点はもとより,社会的に重要なインフラとなった情報流通サービスの提供者の社会的責務という観点からも,上告人において,ツイッター利用者に対する周知等の適切な対応をすることが期待される」と,著作権保護を推進するよう注文をつけている。同社の誠意ある対応を期待したい。

最高裁判所判決全文