東京の1日の新規感染者数が今日1万人を超えて11,227人となりました。病床使用率は34.3%で小池知事が緊急事態宣言発出要請の基準としてあげた50%には至っていませんが,このペースで増え続ければ今月末には緊急事態宣言発出に至ると予想されます。
第5波の際の緊急事態宣言発出時(2021年7月12日)の入院者数1947人,第4波の緊急事態宣言発出時(2021年4月25日)の入院者数は1812人,第3波の緊急事態宣言発出時(2021年1月8日)は年末年始を挟んだためか入院者数3178人です。入院者数が2000人が緊急事態宣言の目安と言えそうです。昨年秋以降の小康期にどれだけ病床を増やせたかによって今後の病床逼迫状況が変わりますが,医療スタッフを短期間に増員することは不可能であることから,大きく変わることは考えにくく,近く緊急事態宣言発出となろうかと予想しています。
