新型コロナウイルス関連

お盆の「民族大移動」なし

例年ならばお盆の時期は帰省する人達で「民族大移動」が起こる。交通機関は激しく混雑するし,高速道路も大渋滞である。

今年,「民族大移動」が起こらなかったことは評価に価する。政府も「自粛」を強く呼びかけてはおらず,自己判断に委ねられていた。にもかかわらず,「オンライン帰省」などに切り替えて,物理的な移動を避けて混雑が回避できた。医療体制が脆弱な地方で新型コロナウイルスが広がってしまうと,すぐに「医療崩壊」を招いてしまう。そのような危険を回避できたことは喜ばしい。

一方で,都市部においては若者を中心に感染が広がっている。若者の行動が感染を招きやすいと言わざるを得ない。「三密」(密集,密接,密閉)を避けるように呼びかけられているが,若者たちが群がっている様子はあちこちで見られる。飲食店を覗くと大勢の若者が入ってる。これでは若者に感染が広がるのは自然な流れだろう。会食の制限なども検討すべきと考える。